2011年3月15日火曜日

開始まであと13日:「生のものは体を冷やす」?!

日本では、低体温、冷え性などが様々な体の不調の原因である、というコンセプトがかなり浸透してきましたね。そして、「生の野菜や果物は体を冷やすからよくない」というようなこともよく言われます。でもその一方で、低体温が関係すると言われるガンを、完全ローフードで克服する人もいます。これは一体どういうことなのでしょうか?

まず、私達人間を含む動物の体温は、食べる物の温度によって保たれているわけではありません。常に温かいものを食べていなければ体温が下がってしまうのであれば、大変ですよね?そうではなくて、私達は、エネルギーを燃やすことで体温を上げ、一定の体温を保っています。なので、エネルギー源となる脂肪をたくさん蓄えている人や、熱生産器官である筋肉をしっかりつけている人は、冷えにくい体質であると言えます。

「筋肉」と聞くと、ポパイのようなムキムキの腕を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、私達の体の筋肉の7割は、実はおへそより下の下半身についています。なので、運動で足腰の筋肉を鍛えている人は、楽に体温を上げることが出来ます。また、私達が提供しているエンザイムセラピーを通して感じているのは、手足が冷えるという人は、たんぱく質や脂質の消化・吸収がうまくできていない場合が多いということです。

確かに、食べるものの温度は体温に影響を及ぼします。冷たく冷やしたものばかりをたくさん食べたり飲んだりすると、一時的に寒く感じることもあるでしょう。私も、極端に冷たい食べ物や、極端に熱い食べ物はお勧めしません。水であれば室温くらいのもの、サラダも冷蔵庫から出してしばらくたったものを食べるのが一番消化にいいと思います。よく噛むことも、飲み込む前に食べ物の温度を上げてくれるので大切です。しかし、極端に冷たいものばかり食べているなどと言うわけではない限り、体が冷える原因は食べ物ではなく、体温を一定に保つことを苦手としている体に根本的な問題があるのです。

また、野菜・果物の種類によっても、体を温めるもの、冷やすものがあります。例えば、根菜類や生姜は体を温めるといいます。人参ジュースを飲み始めて、冷え性が治ったというケースもありました。また、果物の中でも、熱いところで育つバナナやスイカなどは体を冷やします。なるほど、住んでいる地域で採れたの季節のものを食べることが体にいいといわれるわけですね。

旬の生の野菜・果物を食べて体が冷えるという人は、運動が足りないか、たんぱく質や脂質の消化・吸収がうまくいってない可能性が大です。また、忙しいライフスタイル、ストレス、カフェイン、精製された砂糖や穀物などが副腎を疲れさせ、その結果体全体の新陳代謝が低下し、冷えやすくなっている場合もあります。いずれにせよ、生の野菜・果物の責任ではないということです。

普段から冷え性の人は、まずは季節の野菜・果物を、室温にしてよ~く噛んで食べてみてください。それでも体が冷えて冷えてしょうがない場合は、根本的な体質改善を必要としています。Purification Programも、少しカスタマイズして行なう必要があるでしょう。

さあ、開始まであと2週間を切りました!

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