2011年3月20日日曜日

開始まであと8日:肝臓

「肝腎(肝心とも書きますが)要」という言葉があるくらい、重要な肝臓・腎臓。デトックスにも大いに関わっているこれらの臓器、具体的にどんな役割をしているのでしょうか?今日はまず、肝臓についてお話したいと思います。

まず、肝臓は食べ物のプロセスになくてはならない存在です。腸から吸収された食べ物は、まず全て肝臓へ送られます。食べ物と一緒に入って来てしまった細菌を処理し、栄養素を体が使える形にしてから心臓へと送り出し、そこから全身へと運ばれます。

油や脂質は小腸で胆汁によって乳化されますが、その胆汁を作っているのも肝臓です。胆汁は胆のうに蓄えられますが、作っているのは肝臓なので、胆のうを手術で取り除いた人でも、胆汁は一応分泌されます。

また、肝臓は血中の血糖値を一定に保つという働きにも大きく貢献しています。糖分をグルコースという形で貯蔵し、血糖値が下がってくるとグルコースに変換して血中へと送り出します。また、必要に応じて他の糖分(フルクトース、ガラクトースなど)やアミノ酸をグルコースに変えることもできます。逆に糖分が有り余っている時は、グルコースをグリコーゲンや脂肪へと変換し、体内に貯蔵できるようにします。

性ホルモンやストレスホルモンの原料になるコレステロールを作ってくれるのも肝臓。ホルモンを分解するのも肝臓。脂質の貯蔵、運搬、エネルギーとしての利用を可能にしてくれるのも肝臓です。

また肝臓は、アミノ酸からたんぱく質を作ったり、アミノ酸をエネルギーに変換できるような形にしたり、有害なアンモニアを尿素に変えたりと、たんぱく質の代謝にも深く関わっています。

リンパ液の半分を作るのも肝臓。

ビタミンA、B12、D、E、K、鉄分などを貯蔵しておいてくれるのも肝臓。

そして、体にとって有害なものを無害にしてくれる、いわばデトックスをしてくれるのも肝臓です。

どうです、すごいでしょう?アルコールや薬は肝臓に負担をかける、ということは皆さんもご存知だったと思いますが、肝臓はこんなにたくさんの働きを持っているのです。アルコールや薬だけではなく、暴飲暴食、栄養の偏り、胆汁の流れを悪くするような食生活、消化機能の低下、血糖値を激しく上げ下げする食べ物やカフェイン、ストレスなどは全て肝臓に負担をかけます。

肝臓が慢性的に疲労してしまっていると、アルコールなどをほんの少し入れたり、食生活が少し乱れたりするだけで、肝臓がアップアップしてしまったりします。頭痛、肌の問題、大人になってから始まった(もしくはひどくなった)アレルギー、油っこいものや肉を食べたいと思わない、足が熱い、新陳代謝の低下、高血圧、息が臭い、疲れやすい、体調を崩しやすい、不眠症などは、肝臓がどんどん疲労してきている典型的な症状の一部です。

ここまで理解すると、3週間のデトックスがどうして様々な問題に効果的なのか、おわかりいただけると思います。悪いものを入れず、消化によく栄養価の高いものを食べ、軽い運動で更なる解毒を促すPurification Programは、本当に素晴らしいデトックス法なのです。

3週間きっちりPurification Programのルールに従ってやる自信のない方や、スケジュール上無理だという方も、それぞれのペースでいいので、何らかの形でこの春、一緒にでデトックスをしてみませんか?手放すものよりも、得られるものの方が多いこと、保障します。迷っているそこのあなた!一緒に頑張りましょう!

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