2011年4月11日月曜日

15日目:遺伝


がん、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、「遺伝」も影響する、と言われます。確かに、親子でアレルギー体質だったり、がんを患う人の多い家系、などはあるようです。今日はこのことについて考えてみます。

アメリカでは、1900年代初期にがんで亡くなった人は死亡した数の3%ほどで、心臓疾患(心筋梗塞など)で亡くなる人はほとんどいなかったと言います。それに対し2007年には、死亡人口の25.4%にあたる616,067人が心臓疾患で亡くなり、23.2%の562,875人ががんで亡くなっています。

この間に大きく変化したのは、遺伝子ではなく、生活習慣です。まず肉体労働が減り、交通機関も発達し、運動量や歩く距離がぐんと減りました。1880年代のアメリカ人が食べていた砂糖の量は、一人当たり一年に12ポンド(約5.5キロ)にも満たなかったそうです。それが今は、平均で一年に300本の缶ジュースを飲み、50ポンド(約22.5キロ)のケーキやクッキーを食べ、20ガロン(75リットル!)のアイスクリームを食べるそうです。日本人はここまでは無いと思いますが、明らかに私達の親の世代よりも私たちの方が甘いものを食べているし、最近の子供たちが食べる甘いものの量も、私たちが子供の頃よりずっと多くなっていますよね。

家族で受け継がれる体の強みや弱みは確かに存在します。しかし、そのうちどれだけが、私達のコントロール外の域であるかは疑問です。私達は親の生活習慣を受け継いでいます。"You are what you eat”と言いますが、私達の体は両親が食べていたもので作られ、両親と同じものを食べて育っています。家族で体質が似てしまうのは当然です。でも、これらは別に「遺伝子に組み込まれている、自分ではどうしようもない」ものではないのです。これは、エピジェネティックス(Epigenetics)と呼ばれる新しい研究分野でも証明されています。新谷弘美先生も、「よい習慣を継続していくことで、遺伝子をも書き換えていくことができる」と言っています。

遺伝だから、とあきらめる必要はないのです。親から受け継いだ弱さはあったとしても、その遺伝子がONになるかOFFになるかは、あなたがどんな風に生活していくかにかかっているからです。

それほど健康的な食事をしているわけではないのに、長生きされているお年寄りがたくさんいます。それは、子供の頃や若い頃に自然なものを食べていた(というか自然なものしかなかった)ことが関係していると思います。私達の世代が年をとった時は、恐らくそういうわけには行かないでしょう。ましてや今の子供たちは、ジャンクを食べて育った世代の子供なので、さらに弱い作りになっています。今デトックスでいいものを食べているのは大人ばかりですが、栄養価の高いものを一番必要としているのは、本当は子供たちなのです。世の中全体の根本的な意識改革が必要ですね。

最後に、今日の献立です。

6:00 水500ml、SP Green5カプセル
午前中 レモン汁入り水800ml
午前中途中で シェイク(SP Complete大さじ山盛り2杯、Whole Food Fiber小さじすりきり1杯、生卵1個)
11:30 シェイク(人参/ビーツ/大根の葉/りんごの生ジュース、SP Complete大さじ山盛り2杯、Whole Food Fiber小さじすりきり1杯)
午後 水200ml
17:00 サラダ(ロメインレタス、ほうれん草、アイスバーグレタス、マッシュルーム、Pea Shoot Sprouts、アボカド、オリーブオイル、Celtic Sea Salt)、土曜の残りの野菜マリネ
夜(予定) 野菜スティック(人参、Turnip)、発芽豆サラダ(発芽緑豆、発芽レンズ豆、オリーブオイル、Celtic Sea Salt)、水500ml、シェイク(SP Complete大さじ山盛り2杯、Whole Food Fiber小さじすりきり2杯、SP Green5カプセル)

朝、シェイク用のジュースに余っていた大根葉をいれてみたら、大失敗でした。辛くて3/4くらいしか飲めず・・・。大根葉を生で美味しく食べるは、漬物にするのが一番のようです。

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4 件のコメント:

  1. 私たちと同時にデトックスを始めたHOさんから経過報告をいただいたので、ここでご紹介させていただきます(ご本人にご了承いただいています)。

    「二週間の成果は体重7ポンド減、快眠快便です。過ぎた週は家に落ち着く隙がないくらいでしたが、ローフードの弁当に、ジュースも持参して元気に過ごせました。
    ローフードは主に、発芽させたひよこ豆をプロセッサーにかけて、それにやはり発芽させたレンテル、赤タマネギ、キュウリ、セロリ、のみじん切りを入れ、レモン汁とオリーブオイル、塩であじつけしたものが好きで、よく食べました。11日からは、チキンのささみを二切れ(5、60G)蒸していれるとすごく美味しくなりました。それにアボカドを潰して、赤かぶと人参をすり卸したポテトサラダふうのものに、追加して刻み野菜を入れるというすべて和泉家で教わったメニューで自分のものはありません。それで十分に美味しくいただいています。そうそう、始めてゆで卵を切ってグリーンサラダに入れて食べた日はちょっと感動しました。発芽した豆は毎食生で食べています。今日でSPクレンズも終ります。後一週間3ポンドおちるかなあと期待しています。
    もう十分に成果をあげられていて感謝しています。」

    素晴らしいですね、どうもありがとうございました!

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  2. Whole Foods Fiberが今朝なくなりました。やはり新しい物を購入してDetoxを1週間位延長した方が良いでしょうか?それともこのFiberが無くてもDetoxをやり遂げることは出来ますか?ちょっと味が苦手なのですが。
    先日いけないものばかりを食べてしまいましたが、体調は良く昨日から肌がつるつる、11日目から口内炎も無くなり、化粧ののりがよくなった様で体調は軽やかになりました。昨日クールなArakiさんより化粧ののりの事を指摘されました。これは褒め言葉と受け取って良いのでしょうか?体重を何とか落としたいので延長は必要かも!

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  3. 今日、初めて「やせた?」と聞かれました。
    ようやく一人目。。。

    わたしもFiberがなくなり、今日アマゾンで買いました。
    結局3週目に入っても、快調にはならないので、まだまだ出さなくちゃいけないかな~と思い、買い足しました。
    昨日からお刺身を食べ始めたら、急に気が大きくなり、子供の残した物に手を出しそうになりました。こわい~っ

    そこで質問です。
    魚、鶏肉、卵に限りOKとのことですが、これらを取ることによりデトックスは止まらないのでしょうか。豚、牛などでは何故いけないのか、魚、鶏、卵の3つと、例えばBUDDYさんが食べた物とは体が別物と判断するのでしょうか。。。

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  4. >Buddyさん
    Whole Food Fiberを使いながら、1週間延長されたらいいと思いますよ。体調がよくなった様で、良かったです!

    >Haruさん
    デトックスのスピードが一番速いのは①水断食。続いて、②ジュース断食、③生の野菜、④生の果物、⑤生の発芽豆、⑥火を通した発芽豆・穀物、⑦生卵・生魚、⑧火を通した卵・魚・鶏肉、⑨火を通した牛・豚、⑩不自然な食べ物(加工食品、砂糖、精白された穀物、サラダ油で揚げたものなど)、の順でデトックスのスピードを遅くします。消化に負担がかかるものほど、デトックス能力を落とします。そもそもこのデトックス方は、消化にやさしいものを食べることで、その余分なエネルギーを解毒にまわすことが目的なので、消化に負担になるものや、そのもの自体が毒となるものは絶対にNGなのです。
    確かに動物性たんぱく質を加えるとデトックスの速度は遅くなりますが、不自然なもの=毒をどんどん溜める原因となるものを入れるほどの負担にはなりません。

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