2011年4月23日土曜日

終了後6日目:「普通」


日頃どんなもの食べていますか?と聞くと、こんな感じの返事が多いです。

「結構健康的な食生活してると思いますよ。ファーストフードやインスタント食品は全く食べないし。朝はパンとコーヒー、もしくは必要なビタミンが全みんな入っているシリアルに、豆乳。ローファットのヨーグルトもよく食べます。油は植物性の方がいいんですよね、だからパンにはマーガリンを使い、料理にはサラダ油を使います。昼と夜は、普通に日本食。昼は手間のかからない、焼きそばとかうどんとか、麺類が多いです。サンドイッチの時もあります。夜も日本食。白ご飯に、味噌汁に、野菜が大めのおかず、といった感じです。普段は健康のために、もっぱら緑茶を飲んでいます。生野菜は消化に悪いのであまり摂りません。」

・・・上のような食生活、日本人だったら「普通」ですよね。人はよく、「みんながやっていること」=「普通」であることに安心感を覚えます。しかし、この「普通」、よくよく考えてみると「自然」では全くないことに気づきます。

穀物、豆類、ナッツは、世界中で伝統的に、全粒のものを発芽や発酵という処理をすることで、酵素抑制物質やフィチン酸を中和させてから食べられてきました。不自然な形のビタミンを足した食品や、精白された食べ物などは、ありませんでした。乳製品はすべて、放牧で草を食べて育った牛の生の牛乳から作られていました。コーヒーや緑茶などは高価なものだったで、一般の日本人はカフェインの少ない番茶やほうじ茶を主に飲んでいました。精製した油は存在しなかったので、伝統的な方法で抽出されたごま油や菜種油などがよく使われたのではないかと思います。野菜はみんな有機・無農薬で育てられ、酵素の豊富な採れたてのものを食べていました。化学調味料も存在しなかったので、味はみんな自然なものでつけられていました。

先進国である日本やアメリカでの現代の生活は、もはや全く「自然」ではありません。これは食事に限ったことではなく、便利になりすぎて体を動かさなくなったこと、一日中デスクに向かう生活、季節に関係なく一年中同じタイムテーブルに従う生活、なども含まれます。みんながやっている、「平均」という意味では「普通」でも、人間として全く「自然」ではない生活が一般的になっています。

Purification Programでのデトックスや、私たちが指導させていただいている生活スタイルを実践している人は、どう考えても少数派です。そういう意味では、私達がしていることは全然「普通」ではありません。しかし、もう「普通」ではダメなのです。

アメリカ先住民の人達は何か物事を決める時、そのことが次の世代、その次の世代、そのまた次の世代にどののような影響を与えていくか、を考慮した上で決めるそうです。それに対し、現代の私達の生活はどうでしょう?今の生活を変えたくないから、面倒だから、みんなと同じじゃないといやだから、などの理由で、次世代どころか、10年後のことすらも見て見ぬふりをしてしまっていることが多いと思いませんか?

鍵は、「自然」であること。実にシンプルです。世の中情報が溢れ過ぎていて、判断に迷ってしまうことが多いですよね。迷ったら、とりあえず「自然」かどうかを考えてみるといいと思います。

さて、和泉家の最近の食事はといいますと、ちょっと穀物が多くなってきましたが、動物性たんぱく質はまだ卵と魚しか食べてないです。朝のジュースのシェイク、昼のビッグサラダは相変わらず。今日の夜は魚をツナサラダ風に油やレモンなどであえて、サラダにのせて食べました。来週くらいから鶏肉も食べてみようかと思っています。明日は、5日ほど前から仕込んであるローラザニアを食べます。楽しみ!

↓いつもご協力ありがとうございます!)
にほんブログ村 ダイエットブログ 健康ダイエットへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿